古民家は誰でもやれるわけじゃない。

先日は久しぶりに取材だった。

都内某所のカフェとても心地よい時間だったと思う。ここ数日東京はずっと雨だったから心配していたけれど。。。テーマは「古民家をリノベーションして住む」というもの。先日高円寺で開催したオープンハウスに来てくださったジャーナリストの方の取材。どういった記事にして下さるのかは楽しみだけれど、お話したいことをここぞとばかりに喋らせて頂いた。

古民家に住むって、ひとくちに言うにはハードルは高いと思う。住まいの選択肢としては、まだまだマイノリティだし、日本人はマイノリティに足を踏み入れることに勇気を必要とする気質だから。そして、決心したとしてもカタチにするパートナーを見つけるのもひと苦労だから。もっとも、そのためにSTAGEWORKSはあるのだけど・・・

STAGEWORKSには古民家の改装に滅法強いメンバーがいる。多田さんと遠藤さんのふたり組だ。彼らはSTAGEWORKSのパートナーの中でも古民家を手掛けた数はずば抜けているのだ。京都南部の精華町で100年以上前に建てられた古民家を改装して住むというプロジェクトも成功させている。古民家も一般住宅も同じ住まいであるけれど、構造や実態は様々。建築家なら誰でもができるというわけではない。正確には、不安やリスクを安心に変えるのは実績と勘だと言える。ただ、それにも増して重要なファクターは「手は掛かるけど面白い」と思って取り組めるかどうか。そういう面では、自分たちの拠点を自らの手でリノベーションした京町家においている彼らは最強だ。

 

いくつかご紹介しようと思う。

『精華町の古民家』

築100年にもなる京都南部の精華町の古民家をリノベーションしたもの。
私自身は古民家の持つ覇道的な要素とモダン建築の持つ王道がバランスよく活かされていて大好きだ。

 

 

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精華町の古民家  詳細はこちら。

Photo : Matsumura Kohei
監理・設計:多田正治アトリエ&ENDO SHOJIRO DESIGN

 

四条烏丸で京町家を改装して創作料理と雑貨のお店として蘇らせた。AWOBM。
こちらのお店は元々京都の北東、北白川で開業していたお店を京都のどまんなかに移転させたものだ。
京都市内を東西に走る大通りから一歩入った静かな場所にある。私もプレオープンにお邪魔したけれど、二階から通りを見渡しながら頂くお食事は格別だった。暖簾をくぐった先の坪庭は京都を拠点に活動する庭師、小笠原哲さんの作品だ。新たに塗り直した壁の白さと柱や梁の焦げ茶色、そして坪庭の緑が絶妙なコントラストを実現している。

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Photo : Matsumura Kohei

Design : ENDO SHOJIRO DESIGN

 

いわゆる一般的な住宅よりも『開けてびっくり』の要素が強い古民家のリノベーションは、ひときわセンスと経験がものを言う。私がSTAGEWORKSをつくった時の仲間に彼らがいなかったら古民家に関するオーガナイズなんて標榜していなかったと思う。もし、おぼろげに考えているけれど具体的にはなんにも・・・という方がいらっしゃれば気軽に声を掛けて下さい。きっと面白いヒントをさし上げることができると思います。

 

 Posted by Yuichi Seshimo STAGEWORKS.inc


 

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