古民家のOHを終えて。

高円寺の古民家のオープンハウスが無事に終了した。

多くの皆さんの参加を頂きました。

改めて、深く感謝をお伝えしたいと思います。

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オープンハウスは毎回様々な「気付き」を与えてくれる。

今回も参加してくださった皆さんの『思い』を強く感じた。

参加したフランス人の方との会話。

「日本ではリノベーションする人が少ないのはなぜ?」

「皆さんはほとんど日本人なのに感動するのはなぜ?」

フランス政府が日本で運営する文化交流のグループで働く彼女の質問は鋭い。ぼくなりの答えはとてもシンプルなのでそのまま伝えることにする。

「新築至上主義にどっぷりはまっているから」

「戦後の住環境の変化で日本家屋から遠ざかったから」

ひとことで返すと味気ないものだが、幸いなことに彼女は納得をしたようだった。ついでなのでこんなエピソードもお話した。

日本人がずっと住み続けてきた古民家に二の足を踏む中で、思い切りがいいのはむしろ外国の人々。信州の田園地帯で長い間放置されてきた「納屋」が今は南フランスの資産家の広大な敷地の一角で茶室として生まれ変わった。日本文化が大好きな資産家が、日本の事業者に依頼して買い取ったのだ。納屋の解体移築は難儀を極めた。防疫、輸送に加え日本から大工さんまでもフランスに移動して組み立てたのだという。そうまでして何故?という問いに、フランス人の資産家は笑いながら答える「エイジング加工された茶室ではなく、本物が欲しかったのだ」と。

「皮肉ですね、もっと魅力をわかってくれたらいいですね」

そう言って苦笑いする彼女に苦笑いで答えるぼく。

苦笑いしつつも、日本での実情には理解もできる。

人がいないのだ。

魅力を伝えてくれるひと。

不安を取り除いてくれる人。

いっしょに考えてくれる人。

どれもが足りないと感じているからだ。

どんなに個性的な人でも、近代化された住環境から、古民家に住みかえるなんて勇気がいる。古民家って井戸なんですか?五右衛門風呂なんですか?炊事は竈なんですか?なんていう質問も冗談でもなく耳にする。もちろん、そんな猛者もいるかもしれないが・・・実際は水回りは近代設備となんら変わりはない。耐震性とかどうなのでしょうか?どんな建物だって数値上は崩れないという理論で耐震性を測っている。古民家の場合は「大工さん仕事」なので意外にもしっかりと建てられているケースも多い。そんな現状なのだから理解もできるのだ。

実際に、眼で見て、話を聞いてみて。こういう機会に少しでも興味を加速して貰えたら嬉しいものだ。。。

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 最後にアテンドとカフェのヘルプをしてくれたY氏とH嬢。

とても感謝しています!

また、お会いしましょう!

Posted by Yuichi Seshimo STAGEWORKS.inc


 

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