私はスキーに連れてくよ。

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私が生まれ育った群馬県の前橋という街は関東平野の北の果てで、雪こそ降らねど一時間程度でスキー場に行ける位置にある。我が家は母と姉と私にスキーを教えてくれたのは父親。冬になると家族でスキーというのは毎年の光景でしたが、当時は夜も明けぬ暗いうちに起こされて、ストーブの前で着替えさせられ、何よりも履き慣れないタイツを履くのが嫌で嫌で・・・スパイクタイヤの微妙なバイブレーションで車酔いする。その上、ゲレンデに出れば父親は厳しいし・・・というわけでそれほど好きな訳じゃなかった記憶がある。

それでも不思議なもので、今でもスキーをしているのは私だけ。
ひとりでも平気な顔をしてフイっと雪山に車を走らせているし、暇さえあれば道具の手入れをする。昨年結婚した妻にもスキーを始める事を勧める始末。いったい何がこう変えたのかは未だに不明だが、大学を出て、社会に出てから加速度を増して没頭してきたと思う。スーツなんか着て、高層ビルの都会の森で仕事をしていたものだから、リアルな白銀の森との「非日常」というギャップを求めて雪山に向かうようになったのか。理屈を抜きにして、白銀の世界で熱々のコーヒーを飲むのは至上の喜びだし、キリリとしまった空気を吸い込むのは体を引き締めてくれる。

たまにやるゴルフでも、スコアが悪かったり、思ったショットが出来ない事で不機嫌になったりする人がいるけれど、僕は不思議でならない。30年以上も滑っていても越えられない技術はあるし、課題を越えられないままシーズンを終える事も普通にある。最近始めたばかりの人がいとも簡単にクリアしてゆくのを見る事もある。それでも毎シーズンマイペースだし、山に雪が降るのは楽しみだし、今シーズンは課題を克服したい!などと思ったりする。それは、体が動く以上ずっと変わらないんだと思う。

スキー場の雰囲気も、スキーの道具も、楽しみ方のバリエーションも変わったけど、仕事を終えて早々に準備をして雪山に向かう。バブル時代のスキー映画「私をスキーに連れてって」の冒頭のシーンに感じる魅力は26年経っても変わらない。

ちなみに妻には内緒だが、妻に教える私の姿は30年前の私の父親にそっくりだと、最近気づいた。。。親子だな。。。


 

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