コックは自分だけなのだ

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STAGEWORKS設立準備会社を設立してから、参考にしたのはこの本だった。

「直球勝負の会社」
「思考軸をつくれ」
「入社10年目の教科書」

著者はライフネット生命保険社長の出口治明さん(現代表取締役会長兼CEO)と副社長の岩瀬大輔さん(現代表取締役社長兼COO)のお二方の著書だ。他には何も読まなかった。ただの一冊も。。。会社を創るという決意の割には舐めているのか?と言われそうだが事実なのだから仕方がない。読まなかった理由は単純なものばかり。ちなみに私自身の名誉の為に言い訳をさせて頂くと、私は読書は大好きだし、人類の偉大な知的発明のひとつは「本」だとも思っているので決して怠惰が理由でこの本しか読まなかったわけではない。

・浅からぬ縁で、著者のお二方のお考えは存じ上げていた。
・恐れ多い事ながら、設立にあたる動機がとても似ていた。

ライフネット生命保険を設立した際のヒントを得たかったのもあるが、お二人の思考を少しでも知りたいと思ったから選んだので、必ずしも設立に関する本だけではない事は申し上げておく。

これらの著書への賛同はは首が痛くなるほどの頷くというカタチで現れた。
市場になんらかの不都合なりがあって、そこに対してどうしても押し出したいサービスがあって、それをひとつひとつカタチにしたのが今のライフネット生命保険あったこと。

これらの本を参考にしたが、最後までは読まなかった。
なぜなら、ライフネット生命保険は本来生命保険加入検討者が必要としている保障を、徹底的に無駄を省く事で旧来の保険会社が提供するサービスと一線を画した価格体系を実現することで適正な価格での保険商品をインターネット上で販売することを特徴のひとつとしている。
私がSTAGEWORKSを立ち上げるテーマのひとつがひとりひとりのお客さんに対してじっくり時間をつかって最大限の満足度を引き出すお手伝いをする。であったから、保険商品という商品性の違いはあったし、マーケティング戦略もまったく逆の戦略を立案する必要があったからだ。

結果的にはよいヒントを頂きながら思った通りの会社を創る事が出来たと満足している。
自分の信念を貫く事はとても大事だが、そこに固執してばかりいると「壁」に当たった時に対処できるまでの時間が掛かりすぎるような気がする。ヒントはヒント、それをカタチにすることを自分でなせばそれでいいと思う。
それだけに、本を熟読してそれに従おうとすると自分抜きのアイデアであったり行動になってしまいがちになる。結果、本に書いてある事を越える事など出来ないのだから。そう思いながら読む事で、素直にヒントを頂戴し、それを軸に肉付けをしてみるという事ができたのだと思っている。

人のアドバイスのほとんどは時間の流れと共に記憶の深淵に吸い込まれていってしまうものだが、いつまでも心に残り、不安になったり、悩んだりした時に一筋の光明をもたらしてくれるものがある。より多くの人や本に出会う事でそういった見えざる灯火に出会う事は、どんな人生を歩んでいるとしても等しく貴重であり、掛け替えのないものだと言える。ヒントやアドバイスはレシピであり具材であるわけで、それを活かすのはコックたる自分だけなのだ。

実は、これらの本を読んだあとにおふたりにお会いする機会を作って頂いたが、私はお話ししたい事の半分の会話も交わす事は出来なかった。それは肩書きやキャリアなどでそうなったわけではなく、おふたりの醸し出すオーラに圧倒されたから。

まだまだだね、私。笑

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