四条東詰南、東華菜館。

先日の京都セッションの最終日。
天気もよいので投宿していた七条通りの宿を出て東に向かい、鴨川東岸を北上して四条大橋までブラブラ歩いた。四条大橋の界隈は平日であっても賑やかだ。西に京都屈指の百貨店街、東には祇園の繁華街を繋ぐ四条大橋の両端にはひときわ眼を引く近代建築がある。

東詰北の「レストラン菊水」
西詰南の「東華菜館」

大正15年の松村次郎の設計したレストラン菊水のランチの洋食は絶品だが、食べ過ぎ感の激しい今回の京都であるという自覚があり、後ろ髪を引かれながら西詰めに向かう為に四条大橋を渡る。

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四条大橋の欄干のエンブレム。
そもそも京都市の市章は「御所車」であるのだけれど、このエンブレムは若干デザインが違う。なぜだ??京都府リークの方が居れば教えて頂きたいものだ。

さて、くだんの東華菜館。
こちらもレストラン菊水と同じく大正15年の建築だ。
設計はアメリカ人のウィリアム・メレル・ヴォーリズ。
建築家としては異色の実業家でもあり「メンソレータム」でお馴染みの近江兄弟社を設立した人物としても有名だ。
元々は矢尾政レストランという洋食レストランとしてスタートをしたが、今では北京料理を振る舞う。

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スパニッシュ・バロックという様式を用いたエントランスのファザードは見応えがある。
個人的にはこの対をなす複雑な彫刻は手入れが大変だろうな・・・などと俗っぽい事を考えた。笑

菊水の洋食ランチを断念したくらいだから、北京料理などもってのほか。四条烏丸の中華そば(結局は・・・)を食べるためにこちらも通過することになる。

通過しておきながら、なんなのだが、実はこの建物にはもうひとつ面白いものがある。

『日本最古のエレベーター』

このエレベーターの詳細は失念していたので調べたのだが、大正13年(1924年)OTIS社のエレベーターで、手動だそうだ。通過するとなると開き直って自由な空想になるものなのか、、、

「半裸の筋骨隆々の男が大きなハンドルを回している?」

などと思うとおかしくなる。
京都に限った訳ではないが、日本には未だに現役の西洋建築の名作は山の数ほどあるもの。たまにはそういうものを眺めてみるのも面白いものです。

Written by Yuichi Seshimo STAGEWORKS.inc


 

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