3年も見ていたのに・・・。

近所に住んでいる方なのだと思う。
恐らくは大病を患って下肢に障がいを抱えている方がいる。
歳の頃は70歳前後だろうか。男性だ。

寒風吹く日も、炎天下の日も、杖を片手に住宅街を歩いてリハビリをされている。
この季節は洗いざらしの真っ白なTシャツにデニムのハーフパンツ。
クスミのない眼鏡に、白髪は短く切りそろえて歩かれている。

ここに住み始めてこの秋で5年になるが、初めてお見かけしたのは3年ほど前だ。素人の僕にでもわかる事だが、あまり改善はされていない。それどころか方向転換にもご苦労されるようになっている。

僕はこの方に好感を持ち、敬意を払っている。
3年間も「続ける力」を持ち続ける事は並大抵の精神力ではないと素直に感じるし、改善を感じられないとすれば諦めたくもなるのではないかと思ってしまう。投げ出して人の世話になるという選択肢も、この国なら可能だ。それでも毎日毎日たったひとりでリハビリを続けている。

大変だろうな・・・
これまでそう思っていたけれど、今朝になってふと思った。
結果を求めて考えるからそう思うのではないだろうか。
改善されなくても、自分の抱えたハンデキャップに抗う事を是とされているのではないか。

人生の大先輩たる方の心の中は推し量れるものではない。
けれど、そう思う様になった。

結果じゃないぞ、どう受け止め、どう立ち向かったか。
3年も見ていたのに気づくのが遅いよね、僕は。

頑張ります。


 

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