とある眼科にて。。。

昨日はは久しぶりに夏の陽気に戻った。

『早めに眼科の検診を受ける様に・・・』
と紹介状まで書いて頂いたのに半年以上行っていない。
ということを思い出した。

自慢できる話ではないが、僕はどうも医者が苦手なのだ。

デスクの引き出しに眠っている紹介状をそのままにしていても始まらず、一念発起して付近の清潔そうな開業眼科を調べておいて行ってみた。自動ドアの前にお婆さんがひとり。

『ご予約の方は待合室にお入り下さい。初診の方は診察再開まで外でお待ち下さい』

という張り紙。診察再開まで1時間以上あるので迷わず退散と思ったのだが、並んでいたお婆さんが『すみません、再開まで時間が掛かるようなのですが、ほとんど見えなくて辛いのです。近くに病院をご存知ではないですか?』それまで気づかなかったけれど、かなり辛そう。その脇を老人ふたりが自動ドアを手動で開けて談笑しながら入っていったので、受付に行き『外のお婆さんが辛そうなので、診て頂けませんか?』対応に出てきてくれた若いお医者さんは『外の張り紙が見えませんでしたか?』『見ましたとも。もし、今見て上げられないとしても、炎天下で立ったまま待たせるのはあまりに気の毒なので、待合室に入れて上げてくれませんか?』『外の張り紙にあるように初診の方は外でお待ち下さいませんと。。。』『わかりました』

幸い近所の古ぼけた眼科がある事を知っていた(自分が調べる時に古ぼけていたので清潔そうなこちらを選んだ)ので、お婆さんを案内した。古ぼけた眼科はこれまた古ぼけたお爺さん(失礼・・・)が対応してくださったが、すぐさま診察室から出て来てお婆さんの手を取った。いくつかの質問をしたあとに予約待ちをしていたおじさんに了解を得てお婆さんを診察室へと案内してくれた。

清潔な眼科医院はなぜ、ガラガラな待合室にお婆さんを案内できなかったのか、なぜ、お婆さんに声を掛けて具合を知ろうとしなかったのか。診察できないにしても待合室で腰掛けて待ってもらうという配慮はできなかったのだろう。

ほんの15分程度の出来事。
古ぼけた医院ではなく、清潔そうな医院を選んだ僕が少し恥ずかしかった。患者に対する思いやりと柔軟性は、僕の想像とまったく逆だったのだから。まだまだ修行が足りませぬな・・・。

ちなみに、僕はというと『もう総合病院でいいか・・・』と電話をしたところ『完全予約でして、早くて10月ですね・・・』嗚呼、せっかくの一念発起も眼科の神様からは評価して頂けなかったのだろう。

Posted by Yuichi Seshimo STAGEWORKS.inc


 

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