大雪の中で気づく事。

2月19日は二十四節気のうち【雨水:うすい】にあたる。
雪が雨に変わり、寒さも峠を越すと言われる時期。
そのわずか数日前、東京はこの二週連続で未曾有の大雪に見舞われた。一説には120年ぶりの大雪とも。

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ここ数年、1月か2月には幾度かの積雪はあったものだが、今回は雪国かと思えるほど降り各地で物流、交通網の寸断で物資の不足をも発生させた。いつもなら積雪に興奮するであろう都市部の人々も、今回ばかりは「勘弁してくれ」と思ったのではないだろうか。

ただ、そんな「困り雪」の中で呆れる事もあれば、気づかされる事もあり、新しいアイデアが浮かぶこともある。

ひとつめは『雪掻き』。
二週連続の積雪の一度目は30戸が入る我がマンションで雪掻きをしたのは我が家だけ。エントランス、歩道、駐車場を独りで除雪するのはさすがに骨が折れる。二日目は前日除雪した駐車場の車の中年の持ち主ふたり『素手とちりとり』で参加してくれた。聞けば「どなたかが前日除雪してくれたのに気づいたので参加した」とのこと。戦力になるか否かは別としても気持ちはとても嬉しかった。

翌週の二度目の積雪の際も当初は私独りだけの雪掻きであったが、翌日は先週のふたりも『真新しい軍手とスコップ』で参加してくれた。時間とともに更に三名が加わり、都合六名で雪掻きをすることになったわけだが、休憩時に皆さんの年齢を聞くと、平均年齢は58歳・・・もう少し「若手」もいるはずなのだがな・・・と思いつつも、普段はあまり会話を交わさない方々とも世間話をする機会になった事、次回は可能な限り参加してくれるだろうとささやかな期待を持てるいい機会になったと深く感じた。

戸建てにお住まいの方々は気づかされるまでもなく雪掻きで筋肉痛になったのではないかと思うが、集合住宅とて雪掻きはせねばならぬ事には変わりはない。「誰かがやってくれるだろう」という気持ちもあるかもしれないが、こんなイベントのの時は、コミュニケーションのよいきっかけになるもの。お勧めです。

ふたつめは『品薄』。
物流が著しく停滞してしまった影響で、食料品を中心に品薄になったというニュースも多くあった。このニュースに接するときに思い出すのは東日本大震災の際、しばらく続いた食料品・燃料の不足という事態。

大雪に限った事ではなく自然災害に見舞われたとき、国や自治体などの組織的な支援活動は重要なアクションではあるけれど、規模が大きくなればなるほど、行き渡るまでには時間が掛かるもの。そんな時に自分たちの備えはどうしているのだろうとふと考えてみる。我が家には飲料水と長期保存できるドライフードはある。では、集合住宅である我がマンションはどうであろうか?何もない事に気づく・・・

集合住宅で備える事のできることをいくつかまとめると。
・管理室や集会所などのスペースに保存糧食と飲料水の備蓄
・発電機の常備
・燃料の確保
燃料の保管に関しては以外に知られていないが、消防法で制限されている。

ガソリン:発電機の稼働に必要
40リットルまでは届け出は不要
40リットル〜200リットルまでは消防署に要届け出。
200リットル以上は保管に有資格者を要する。

灯油:ストーブやランプの稼働に必要
200リットルまでは届け出は不要
200リットル〜1000リットルまでは消防署に要届け出
1000リットル以上は保管に有資格者を要する。

といった具合だ。
保管用のガソリンや灯油は長期保存できるものも販売されている。保管できるスペースにもよるが、危機に瀕した時、寸断された物流やライフラインに引きずられてしまうことを回避する事、国や行政の支援が到達するまでの時間を自分たちの力で乗り切る為には有効な手段ではないだろうか。

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降り続く雪の中、そんな事を考える時間だけは充分にあった。
次回のマンションの総会はいつだろうか。
それまでに、提案をまとめてみようかな・・・

みなさんは今回の大雪でどんなことに気づきましたか?

Written by Yuichi Seshimo STAGEWORKS.inc


 

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