カマイタチではなく三権分立。

先日外資系のIT企業に勤務していた当時の上席からメールをもらい、何通かのメールのやりとりの中で別荘の改装を行った事を最近知りました。

「いくつか迷ったんだけどさ、一社に頼んだら、チェックから施工まで全部やってくれたよ」

本人は全部やってもらって楽だったというつもりで話してくれたのでしょうが。。。。

好奇心が強いこの方はすぐに電話を掛けてきて違いを知りたがった。オールインワンはひとつの会社やグループ企業ですべてをカバーできる事。一連のプロジェクトに便利さを求めるなら最適な仕組みでしょう。ですが、、、

「◯◯さん、かまいたちって知ってます?」
「三匹のイタチがなんかそれぞれやるんだよな?それが?」

様々な伝承がありますが、このケースでの意味はこう。

「かまいたち」
三人の悪神は常につるんでいて、、、
「最初の神が人を押し倒し」
「次の神が倒れた人に切り付け」
「最後の神が傷口に薬を塗りこむ」

当人は、最後の神の塗る薬のおかげで出血も痛みもない。
ここまで話をしたらさすがに理解をしてくれた様でした。

元上席は老朽化した別荘を「かまいたち」にお願いしたのです。工事も完了し引き渡されたあとでは今更私たちがそこをチェックしたところでどうにもならない事を知った上席は残念がっていました。。。

押し倒すのも、傷つけるのも、薬を塗るのも同じ会社だったら透明性は担保できないリスクが高まります。

住まいづくりのステップは
・資金計画
・土地探し(物件探し)
・設計監理
・施工

という分野になります。施主サイドの利益を追求するならば

「かまいたちではなく三権分立」

「司法」「立法」「行政」
民主主義における透明性と守るためにそれぞれに権限を与える仕組み。
住まいづくりにおいても、その仕組みを選択する事が理屈ではなく賢明だと言えましょう。
それぞれ独立した専門家がそれぞれの専門分野で「依頼者」の利益を追求する事に繋がるからです。

大切な事は
「それぞれの専門家が同じ理念にあること」
「専門家をニュートラルにコーディネイトするパートナー」

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家づくりのステップに便利さを持ち込むべきではないです。
そんなものは後悔やリスクとは比べられない些細な事なのだから。

Written by Yuichi Seshimo STAGEWORKS


 

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