Re-Innovationの本当の意味

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日本における住まい探しのポイントは良くも悪くもデベロッパーなり販売業者が作り上げたマーケティング戦略の結晶と言っても過言ではありません。新築であることの素晴らしさを演出、中古物件の築年数、内装の程度、値ごろ感といったポイントを抑えた上で「購入」の判断をするというセオリーは誰もが知っているものです。日本では長らく新築物件にせよ、中古物件にせよ「購入する」か「購入しないか」の二者択一しか存在しなかった。そこにようやく「購入したものを作り直す」という概念が生まれたわけです。それは前述のマーケティング戦略の失敗でも衰退の結果ではなく、住まう人々の新しい価値観の誕生というべきでしょう。

「新築」「中古」に次ぐこの第三の選択肢が「リノベーション」と呼ばれています。
言葉というのは厄介なもので、英語もカタカナにしてしまうといつの間にか本当の意味を失ってしまう事が多いものです。巷では「リノベーション」という言葉がもてはやされる中でリフォームとリノベーションの違いすら明確でない方も多いようです。国土交通省の定義では・・・

リノベーション
新築時の目論見とは違う次元に改修する(改修)
リフォーム
新築時の目論みに近づく様に復元する(修繕)

となっていますが、これはあくまでも工法の概念でしかないような気がします。

「情報には何らかのベクトルが働いている」
リノベーション自体はここ数年で流行しているといって良いほど活況です。
ハウスメーカーも工務店もリノベーション専従企業もこの波に乗る為にはどれだけ多くのお客さんを囲い込めるか。という課題に直面して広告費を増強して、自社のサービスの露出度の向上に躍起になっています。そこに呼応するカタチで出版社は情報雑誌を増強して広告予算の取り込みを狙います。広告費を投資する側としては、莫大な広告費用を背景に、情報雑誌の記事に自社のサービスに魅力を感じる内容を求めます。

夢を膨らませて読んでいるその情報誌のアドバイスは同じ情報誌に広告掲載されている業者のメッセージと連携しているのではないか?雑誌の後半には準備よく資料請求のはがきまで用意されているのはなぜか?そこまで考える人はなかなかいないものです。

「Re-Innovation」
STAGEWORKSでは考え方も、選択肢も、イメージも、判断材料まで、すべてをもう一度見直してみるということまで踏み込んでみる。という意味として使っています。それは、単純に選ぶのではなく、選んで、考えて、カタチにするというを意味するリノベーションは、読んで字の如く「もう一度、イノベーションすること」で、それは単に中古物件を買って新しく作り変えるのだけでなく、資金計画や物件選び、自分たちのためだけの住まいをデザインする多様性、住み続けた先の未来までもイノベーションするという幅の広いものだと考えているからなのです。

自分たちはどうしたいのか?
自分たちの場合はどうなのか?
自分たちに最適な計画ってどういうものなのか?

それを考えるとき、不特定多数の読者に向けて発信される情報や、トレンドと言われる情報は参考にはなっても、そのまま従う事は無意味だと気づいて頂けるかと思います。


 

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