古い建物だって考え方ひとつ。

取り壊された住宅の築年数の平均値の表現で使われます。

A邸が築40年で、B邸が築35年、C邸が45年だとしたら・・・

40+35+45÷3が滅失住宅の計算法となり滅失期間は40年となります。

日本の滅失期間をご存知ですか?

『30年』

ちなみにアメリカは55年。イギリスは77年。

但し、間違ってはいけないのはこの数字は建物の耐用年数ではありません。取り壊した築年数の平均値です。

住まいを購入する際に気にする住宅の寿命は、参考値で2014年現在では平均で60年を超えています。

この数字から導き出されるのは何でしょう。

滅失期間の話をすると「欧米は石造りの文化だからですよね?」ということをお聞きしますが、中世ならいざしらず現代では建築方法に大きな差はありません。僕は日本と欧米の差は建物に対する考え方があると思います。

欧米は建物を自分のライフスタイルを投影するキャンバスや箱のように捉える傾向が非常に高く、日本ではまず「資産」という考え方が根強いのです。

 

 

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合理的な考え方が大好きな欧米は考え方はシンプル。

 

「骨を埋める」とか「永住」する対象は住まいそのものではなく自分のスタイルとエリアという意味での土地や環境の相性が対象となる。だから、10年20年といった期間をその住まいで過ごせれば十分という感覚の持ち主は驚くほど多い。

『築30年?問題ないよ!笑』

 

キャンバスや箱にお金を掛けるよりはスタイルの投影に予算を割く。

 

そんな彼らは、住みたい街や土地が見つかればできるだけ低予算でキャンバスや箱を探す。どんなにボロくても古くても気にする人は少ない。なぜなら、自分のスタイルに仕上げるためにリノベーションに多くの予算を投入するから。

設備や内装が新しかろうが、古かろうが、惜しみもなく打ち壊してスケルトンにする。お気に入りのアーキテクト(建築家)にデザインを任せる人もいれば、若者を中心にDIYでつくり上げる人も多い。

 

『ホテルじゃないんだから、人が作った家に住むのは変だよ』

 

ここまで来ればもう快活そのものですが、笑ってしまうほどこういう人が多い。だから、「リフォーム済み物件」には苦笑いしてこう言う。

 

「日本じゃ新しければそれでいいのかい?」

 

 

 

それじゃ、日本は・・・というお話はまたいずれ。

 

Posted by Yuchi Sashimi STAGEWORKS.inc


 

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