リノベーションをしよう! 第二回

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グラフ:2013年10月8日 日本経済新聞

リノベーションをしよう!の第二回は「資金計画」について書いてみます。

住まい探しの主な選択肢は、毎度申し上げていますが「新築」「中古」「中古+リノベーション」の三通りです。
今まで「中古+リノベーション」の選択肢のハードルのひとつは「ローン」の問題はありました。新築でも中古でも住宅ローンは長期ローンとなるため低金利のローンが用意されています。住宅の購入は住宅ローンで賄う事は出来ますし、購入にあたっての諸費用も住宅ローンの対象となっていますが、リノベーションないしはリフォームにかかる費用はこの対象ではなく、現金で用意するか金利の高いリフォームローンなどで対応する必要があったからです。住宅購入資金ほどではないにせよ、住宅購入者にとってのリノベーション費用を高金利のローンで負担する現実がリノベーションをすることに二の足を踏ませてしまっていたひとつの理由と考えられます。

現在リノベーションの選択率が高くなって来た背景には、昨今の
「住宅ローンと同じタイミングでリフォーム(リノベーション)ローンを組む場合は同一金利」
というローンを提供する金融機関も増えて来ていることも一因ではないでしょうか。つまり、住宅を購入しリノベーションを実施する場合、同条件でローンを組む事が可能という意味です。このサービスラインナップもリノベーションのひとつの追い風になっているといってもいいのではないでしょうか。2013年夏時点でイオン銀行は0.770%という超低金利の住宅ローンを提供しています。このような低金利でローンを組めるとするならば、住宅購入者にとってはリノベーションをしてみようという気持ちになれるというものです。

有利な条件での資金調達も可能になったとはいえ、資金計画は慎重に立案しなくてはいけません。
現在の年収から計算して借入可能なローンの限度額を計算するツールなどはネット上にも、情報雑誌にもゴロゴロ転がっていますが、お勧めしていません。なぜなら入力する数字は現時点での収入である上に、将来に来るであろう出費など全く念頭に置いていない計算だからです。人生には結婚や車の買い替えや、お子さんの成長に伴う学資、住宅の修繕に掛かる費用、老後の蓄えなど様々なイベントが発生するものです。これらを総合的に考えた資金計画が大切という事です。それぞれの状態やライフプランと連携した資金計画を立ててから住宅購入を検討する習慣は日本でも徐々に増えて来ていますが、誰にも相談しないで立案してリスクを背負ってしまう人がほとんどといっても言いでしょう。では、資金計画で安心を得る為に必要な手段は何なのか?

日本にはファイナンシャルプランナー(FP)という国家資格を持ったライフプランの専門家がいます。
様々なマネーイベントを念頭に置いたライフプランの立案の手伝いをしてくれるだけでなく、最適なローンや保険商品まで様々なアドバイスをしてくれます。理想の家を手に入れても、資金繰りで苦労をしたり、最悪の場合手放してしまうような悲劇を避ける意味でも資金面での安心と無理のない計画を手に入れる為にも、住宅購入のプロセスにファイナンシャルプランナーのアドバイスを組み込むとよいでしょう。掛かり付けの医師を作るように、掛かり付けのファイナンシャルプランナーに定期的に相談することで、資金面での見落としがちなリスクを回避する事ができるでしょう。


 

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