選択される住まいの特徴 第一回

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住まいの選択肢に関するコラムをシリーズで書いてみます。
第一回は新築マンションに関してです。

日本における不動産取引事情は海外のそれと比べてみると、とても不思議な数字が出てきます。
ここ数年の日本における不動産取引の比率は90%が新築物件、すなわち新築マンションや新築戸建て物件です。残りの10%が中古物件、すなわち中古マンションや、中古戸建て物件です。ちなみに欧米ではまったく違う数字が出ています。アメリカでは約70%が中古物件で、新築物件は約30%です。イギリスに至っては約90%が中古物件で、新築物件は約10%です。この数字を見て驚かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?日本では未だに【新築至上主義】が根強いという現れだと言えます。
今回は人気の高い新築物件のうち、新築マンションに関して考えてみましょう。

環境や設備面における新築マンションの特徴は
専有部分として改装することが出来ない共用設備において、防音防滴性の高い二重サッシ、キッチンではディスポーザーや住戸ドアなどではピッキングリスクの低いディンプルキーや非接触型キー、カメラ付きインターフォンなどの最新技術が導入されているケースが多いです。但し、セキュリティに関わるドア設備やインターフォンなどは、新築後10年前後で行われる大規模修繕に併せて設備を入れ替えるマンションも少なくないのが実情です。

変わった特徴として
一斉に入居が始まるので、隣接する住戸の人々とのコミュニケーションをとるきっかけが比較的多い。
というもので、心機一転新たな環境でスタートされる住民の方々がポジティブなカルチャーを作り上げようとされる場合が多いので、参加しやすいという声もあります。

価格面における新築マンションの特徴は
真の物件価値は購入価格の75%〜80%程度が平均値として考えるのが妥当なところと言えます。5000万円で購入したマンションであるとするならば、購入契約をした直後には3750万円程度の価値になってしまうということです。なぜか?ご存知の通り、マンションには膨大な販売促進費や営業コストを投入して、即時もしくは早期完売を目指すというデベロッパーサイドの思惑があるということです。有名タレントを採用したテレビCM、インターネット上における広告、ポスティングされる広告費。更には複数タイプの住戸を再現したモデルルームの建築費用。営業部員の販売実績報酬など。。。マンションの規模にもよりますが、それらの諸経費が上乗せされたものが新築マンション販売価格の構造になっているのです。

購入した新築マンションの価格の変遷は次回のコラムで触れたいと思いますが、このように選択される住まいには様々な特徴があります。失敗しない住まいの選択をするためには、【客観的な情報をどれだけ比較テーブルに乗せることが出来るか】がキーになると言えましょう。

次回のテーマは「中古マンション」に関する考え方と特徴に関して各予定です。


 

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