迷った時の羅針盤は・・・。

『人というものは悩みというものと常に付き合う。』

それは境遇や世代は違えども誰しも同じもの。
悩みに関しては「自分だけ」という感覚はナンセンスだし、そう考えるのは非効率なものではないだろうか。例えば、仕事に悩み、人間関係に悩み、生き方に悩み、お金にも悩む。
悩みの源は様々。どれを欠いても悩みの源はある。全てを持ち合わせる事は希有な事なのだからあとはどう付き合うかがとても大事な事なのではないかと思うわけです。

僕自身、振り返っても常に悩みや不安というものはあったし、今でもある。言うなれば不変。変わったとすれば付き合い方くらいなものだろう。

『付き合い方を身につける』

若い頃は、闇雲に誰かに打ち明けて話を聞いてもらっていたものだが、今はそうすることは滅多にない。それは境遇が変わったし、周囲の人々の環境も変わった。独身ではなくなったし、サラリーマンでもなくなった。何より、少しだけ成長したからなのか、「源」によって付き合い方を整理できる様になったように思える。

『人に話す前に自分で整理する。』

すぐに誰かに相談することは簡単なのだが、自分の考えも整理しないまま相談するとただの愚痴になってしまいがちだし、下手をするとせっかくのアドバイスをそのまま詰め込んでしまったりもする。そうなりたくないからまずは自分で整理をする。

『思いのほか頼りになる本』

仕事なのか、人生なのか、悩んだり不安に思うテーマで手に取る本は様々。個人的には成功談をつらつら書いてあるものは読まない。成功はその人の成功であり、進む道もまったく違うものだから。大切なのは血眼になって読むのではなく、軽い気持ちで斜め読みするのがコツだと思っている。メモを取るなんてもってのほか。ヒントになるようなポイントはメモなど取らずとも、忘れないものだから。

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「百年たっても後悔しない仕事のやり方」出口治明氏 著
どこまでもポジティブなスタンスで、人生の大ベテランとしての金言が詰まっている。仕事で悩んだ際にはパラパラめくることが多いです。

人生仕事だけで毎日が構成されている訳ではない。
複雑な価値観と生き方が、これまた巨大な社会の中で無数にある。レールの上を進むような生き方など皆無。だからこそ、人生は楽しいものだとも思えるが、時にはそうも言っていられない事もある。自分の生き方に疑問を感じる事もあれば、対局にいる人々との軋轢で思い悩んでしまうこともある。突き抜ける突破口が見えなくてもいい。少しでいいからリラックスしたいと思うようなこともあるだろう。
そんな時には、苦労人の言葉はとても参考になる。

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「小野田寛郎の終らない戦い」戸井十月氏 著
今年亡くなった小野田さんの伝記のようなものだが、随所に優しいながらも切れ味のよい言葉がちりばめられている。およそ真似などできるものではないが、ひとりの人として忘れてはならないものや強くもあり、弱くもある等身大の人間としての生きるヒントがある。

若い頃は人生の経験を積めば積むほど、悩みや不安から解放されるものと信じていた時期がある。
けれど、実際はその逆で増えてゆくものだったと感じている。それがしんどいものなのかと言えば「否」。付き合い方さえ身につけてしまえば、退屈しない毎日であるように思える。

本の売れ行きは右肩下がりで落ちているけれど、人生に寄り添ってくれる素晴らしい本はまだまだある。たまには本屋に入り、じっくりと「パートナー」を探してみるのも良いものです。自分だけのライブラリーを作って、困った時の羅針盤にしよう。

Written by Yuichi Seshimo STAGEWORKS.inc


 

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